カチオン電着塗装とは?
導電性のある水溶性塗料を入れたタンクに被塗装物を浸漬し、被塗物を陰極(-)、電着槽内の隔膜室内に設置した極板を陽極(+)として、この間に直流電流を流すことで被塗物側に塗膜を析出された後、硬化させることにより、優れた塗膜を得る塗装システムです。
カチオン電着塗装は、上塗り塗装の下地処理や、亜鉛鍍金の上塗りとして広く使用されています。
弊社ではカチオン電着塗装の下地にリン酸亜鉛皮膜を使用しています。
カチオン電着塗装の優れた特性
1.製品形状によるが塗膜をおおよそ一定の厚さに保つことができる。
2.防錆性の優れた塗膜が得られる。耐食性に優れている。
3.つきまわりが優れている。
4.その他の塗装比較して塗料損失が少ない。
5.VOCをほとんど使用しないため、いわば環境適応型塗装法である。
6.エポキシ樹脂。環境対応の為、鉛フリーである。
7.塩害耐久試験対策として電気めっきを下地に施すことが出来る。
めっき上のカチオン電着塗装
亜鉛めっき上のカチオン電着塗装、亜鉛ニッケル合金めっき上のカチオン電着塗装は多数量産実績がございます。詳細はお問い合わせください。
マスキング仕様のカチオン電着塗装
マスキング仕様のカチオン電着塗装は多数量産実績がございます。詳細はお問い合わせください。
主な用途
自動車部品・農機具・電気機器・産業機械・機器・建材、etc
塩水噴霧試験
通常品
クロスカット品
カチオン電着塗装外観比較